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色波長

 

安部浩之作品No.70325

色は地球を理解する上で実はとても大きな意味を持っています。

なぜなら

広大な宇宙空間の中の「地球」という惑星だけが、

「可視光線」といい、光の分解が生まれ、色が生じているということです。

別の角度で言えば、地球の素晴らしさはここにあるとも言えます。

普段、何気なく見過ごしている様々な色ですが、

色こそ地球の特性を強烈に表明しているとも言って良いでしょう。

さらに、

「我々、地球人は、色を楽しむことのできる唯一の生命体である」

ともいえます。さて、

色を解明したのは一般に万有引力を発見したニュートンと言われています。

彼は窓から差し込む太陽の光が、いくつもの色に分かれるという現象に、

「太陽の光には、いくつもの波長の光が混ざっていて、

波長の違う光は別々の方向に曲がり、そのために色が分かれて見える。」

としました。

そして、まず、

光は電磁波の一種

だということを理解してください。


下図をご覧下さい。

このように、 電磁波には、電波や紫外線、赤外線、レントゲンのX線など、みな電磁波です。

周波数が違うだけです。

周波数の違いは、波長に反比例します。 周波数が高いほど、波長は短くなります。

人の目に見えるのは、一般的に波長380〜760ナノメートルまで

波長の長い光は赤く感じ、波長の短い光は、青色に感じ取られます。

つまり上図のたかだか7色の部分の領域しか、視界に収めることが出来ないと言うことです。

それ意外は不可視光線ということです。

それから、もう1つ理解しておかなければならないのは

私たちは、様々な印刷物や商品に囲まれて生活していますが、

それらの色は基本3原色を混ぜてつくられていますが、

自然界はそのようにして色を創っていない。

色の基本は光の分解による波波形の違いだとういうことです。

現在、光をいくつもの色に分けることを、天文学では分光と呼びます。

19世紀に入って、天体からの光を分光することによって、様々な観測が証明されるようになりました。

そして興味深いのは、原子は、いくつかの決まった波長の光を放ったり、吸収したりしているということです。

いわゆる原子には色相がある。 これを原子色相理論といいます。

人の人体も原子の集まりですが、この細胞そのものが深く色と係わっているということです。

現在、色彩療法などの分野では、色彩と精神性を追求していますが、

精神的ストレスが胃潰瘍を併発するように、精神と肉体とは相関関係にあり、

つまり「色」は精神と肉体の両面に大きく係わっていつという事です。

カラーパンクチャーなど のように

カラーレーザーを人体に照射して疾病を回復する療法 も

この原子色相理論からいくと、的を当を得た療法といえます。

 

「色」については、物理・科学・天文学をも射程に入れた広範な研究が必要ですが

すくなくとも生活面では、色は波動そのものであり、

物心両面に大きく係わってることをご理解いただき

自然界をよくよく注視して欲しいと思います。

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