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形の陰陽

 

地球の全ては、陰陽に分かれるとしましたが、形にも陰陽があります。

古く「風水」では、山を陽・谷を陰として扱いますが、同じ山型(三角)でも

その角度により陰陽の強弱が現れます。下図をご覧下さい。

これは、他項「気エネルギーは面から入り、点から出る」とも関連しますが、形の鈍角・鋭角で比べると上図のように鋭角は陽・鈍角は陰ということになります。それを円環状にすると、同じ6角でも、その先端角で陰陽に分けられます。鈍角に近いほどに、それは円形・安定型になりますし、鋭角に近いほどに、それは直線・急進型となります。大切な事は、それは単に形の違いに終わるのではなく、実際にそのような波長が形から気として発しているのです。例えば、以下の2つの図をご覧下さい。右の花弁は左の花弁の先端を少し伸ばしただけです。同じ6花弁ですが、その印象は明かに違います。

花弁の先を3ミリほど伸ばすだけで、その先端角度が114°から76°に変化しています。(当方の研究では76°が陰陽第2の分岐角としています。)

色は同じで、先端の角度が違うだけですが、左をジッと眺めていると、穏やかな気分を誘因し、沈静効果を促します。一方、右を眺めていると何かに向かいたくなるエネルギーを誘因し、新陳代謝を激しくします。

感じられるでしょうか?つまり、角度がとても大きな意味を持っているのです。私はこれを「形態心理」と名付けています。

これは生活の場面でいろいろと生かす事が出来ます。例えば気性の荒い人には左の図柄の服、鬱系の人には右の図柄が合うわけです。そうすると第3者の印象が大きく変わります。繰り返しますが、印象が変わるだけでなく、実際にそういう気が出る、人体エネルギーが誘因される、ということです。

先日ですが、いじめで鬱病になり、出社拒否の女性から相談を受けました。いつものように、肝心の病とは向き合わずに、長所を語り、服の色・柄をアドバイスしました。とにかく黒が好きな人で服装・家の中の家具・調度品と黒に徹底しているのです。最初は暖色系・曲線というものに、とても違和感を感じたようですが、確実に気持ちの変化が現れました。

洋服を選ぶ時、家のカーテンを選ぶ時、壁紙を選ぶ時、等々、是非、この「形の妙」も選択の基準として発想してみて下さい。予想外の効果を感じられると思います。

 

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