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豊かな国は心魂を高めなければならない


安部浩之作品No.080515
                                          文・Phot,Kohsi
                                             

すでに「混在する生命現象と愛の関係」にて示した図ですが、再度、以下に示しました、ご覧下さい。

ヒトの肉体というものは、このように

 ・「全体」としては体細胞分裂により拡散・膨張し、

 ・「個」としては遺伝情報を掛け合わせ、掛け合わせを繰り返し重複、つまり収縮させています。

では、心性・霊性はどうなっているかというと、全くこのような物性(時空)の制約を受けません。

ですから、その心魂が父さんも母さんも日本人だけど、

父さんはアメリカの因子、母さんは中国の因子というように、たやすく国境を越えています。

最近では、テレビなどでも

「前世がフランスの騎士で○○をしていた・・・・」

「そうだったんですか〜納得です〜」

というようなやりとりもあります。

霊というものは、もっと複雑で重層的ですが、

ここでは心魂は時空を越えているということだけ理解下さい。

そこで考えて欲しいのです。

心魂はこのように、時空を越えながらも肉体が、この豊かな国、日本に宿ったということの意味を・・・・

地上に心魂を宿すことが出来たという事態を掛け合わせると、

これは、もう天文学的数字で「恵まれている」ということです。

現代の世界基準から言えば、

日本人は、もれることなく、万人が、少なくとも物には豊かな国に生まれ出でているのです。

ここまで理解できると、大切なのが、次ぎのステップです。

豊かであればこそ、そうでない国に物資供給の支援をして、使命を果たそうとします。

しかし、それだけで使命を果たしたような錯覚を持たないで下さい。

地球を物性としてのみとらえれば、それで充分でかもしれませんが、

それだけでは、豊かでない国をエサにして、己のエゴを満たしただけです。

つまり、

そういう行為を通して、共に悲しみ・共に痛み「己の心魂を高める」

そこにこそ大愛なる天意があるのです。ここにまで至らなければならないのです。

ですから、極端な言い方をすれば、

仮に、物的支援をしなくても、そばに居る知人や家族に対して、

  己の損得を越えて「他の幸せを祈る」心境に達すれば、

                  即ちそれは、天意に叶い、地球を浄化する力を持つ

ということです。こういう人こそ本来の「国際人」というに相応しい人です。

人の幸せを祈り行動できるか否か、それが地球の国際基準です。

豊かな国の天命は、ここ、つまり、一人一人の心魂を磨き高める事にあるのです。

そういう願いを付与されているのです。

ですから、英語がしゃべれなくても・募金をしていなくても・支援協力隊の経験がなくても・・・

自信をもって、家族の平安を祈り、友の幸せを祈り、1人でも多くの人に「優しさ」を注いで下さい。

必ずやその心境・境涯は世界に水平伝播するのです。

残念ながら、今の日本は、「豊かさ」の根拠を物性にのみ傾注し、

海外支援どころか、自己満足の物欲は止まるところを知りません。「カネ・カネ・カネ」に邁進しています。

挙げ句、芸術的感性も失墜し(「豊かな国は芸術しなければならない」参照のこと)

カネがあるだけで「安堵」するという心境しか育っていないのです。

「豊かさ」に心性をセットにしないから、本来(天意)から外れ、「心性」が崩れるのです。

その結果、生まれるのは、必然として

「物性偏向を断ち切ろうとするエネルギーと向き」で、

それが「自殺大国」(先進国中1位)を作り上げる体(てい)たらくとなったのです。

 

最後に、一頃、話題になった「100人のむら」をもう一度、読み返し。

「私は恵まれていて良かった」で安堵し、「少しはましか」、で終わるのではなく。

だからこそ、身近な人に「優しさ」を注ぐことの使命を新たにして下さい。

  「100人の村」(NPO法人オアシス提供)は、ココ からどうぞ・・・・

                                

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