人の幸せを祈る
 
長所を加速させる
                                              

安部浩之作品No,09322
                                    文・Phot,Kohsi

人は自らの癖や無意識のうちに行っている習慣に気づかないものです。

もし、

  ・人の欠点ばかりに目がいく、Aさん、   人の長所ばかりに目がいくBさん。

  ・怖かった過去ばかりを思い出す、Aさん、   楽しい思い出ばかりを思い出すBさん。

  ・いつも失敗するんじゃないか、と気苦労するAさん    いつも成功を夢見るBさん

  ・・・・・・

こういう2人がいたとしたら、どちらが幸せでしょうか?

だれもが、Bさんと答えるでしょう。しかし、私達はいざ自分の事となると習慣化しているだけに

Aさんタイプに陥っている事が多々あります。また「いつもプラス思考で・・・」と思いつつも

様々な状況から、そういう周期に陥る時もあるでしょう。

結局、Aさんの特徴として、、

  「私はあの人は苦手、合わない、嫌いだ」

と人を批判・選別し、はじき、反発のモードを形成します。

Bさんは、人の長所ばかり見ているから、

会う人、会う人に、スゴイ、スゴイと

  「学びの連続・成長の連続」

で、嫌いな人ができづらく、常に受け入れのモードを形成します。

しかも、この違いは当人だけの違いにとどまりません。

「思念」は脳を通して、双方向で流れますから、

当然相手にも、さらに周囲の多くの人にも「反発モード」を及ぼし、増幅するのです。

だから、「類は類は呼ぶ」も正しいのですが、「類が類を創る(サイト内関連頁という面もあるのです。

 

病にしても同様です。潰瘍(かいよう)などは、30分のストレスでで発生する。

という報告もありますが、家族の中で、病に伏している人がいると当人は勿論、家族までも

「気」を重くし、その不安モードが次々に連鎖する状況を生みがちになります。

ですから、とにかく、医師に相談し、少なくとも「思念」だけは前に向かせる。

前に向くと、その「気」の流れは、必然的に家族の「長所」を見始める方向に向かいます。

すると先ほどの例とは反対に「長所」が連鎖し、社会で役を果たそうとする方向に向かいます。

こうして、抵抗力・免疫力も高まり、そのための智慧も出てきます。

例えば、病に伏している家族に

「ねえ、元気になったら何したい?」

とだけ聞いてあげて下さい。すると

「特にないよ」

「昔、よくギター弾いてたじゃない」

「ああ、そうね〜、ギター弾きたいかな〜」

これでイイのです。これだけで、その人のモードが変わるキッカケになります。

 

高齢化する社会において、介護を必要とする家族を持つ家が急増していると言います。

ついには、介護退職が問題視されはじめてもいます。

そこには、想像を超えた、大変な事情もあろうかと思います。

それだけに、どうぞ、心だけでも、他の輝きを見つめ、その手助けをしてほしく思います。


上の画像に記した通り

 「人の輝きを見つめる、

   すると、

   思念は伝播し、互いに輝き始める。」

のです。

恨みの思念を送れば、恨みの思念が返り、不安の思念を送れば、不安の思念が返り

喜びの思念を送れば、喜びの思念が返り、夢描く思念を送れば、夢が返るようになっているのです。

 

つまり

「私はあの人に、また家族を、どういう目で見ているか?」

を常に問い返し、必要であれば、改めなければなりません。

とは言うものの先に記したように深刻な事情も相まって、習慣となっている訳ですから

「スグに」

という訳にはいきません。

そこで、提案したいのが、少々めんどうかと思われるかもしれませんが、書き出す事です。

項目は3点

  ・その人の長所を書き出す。

  ・その人との楽しかった事を書き出す。

  ・その人の好きな事を書き出す。

という事です。長所が見つからなくても、他の2つなら見つかる筈です。これでイイのです。

程度の差はあれども、決定的に「心の向き」が変わるからです。

係わりの社会で生きている私達にとって、これは、どんな精神修養よりも効果を発揮します。

ぜひ、家族から始めてみて下さい。

宜しくお願いします。

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