人の幸せを祈る
 
大自然から「生き方」を学ぶ (ニガウリの成長を通して )

 

すでに「4つの願い自然に学ぶ(クリック)」にて、大自然から生まれ出でた人間である以上、

自然の中に、循環を基盤とした大いなる叡智があることに触れました。

以下、ニガウリの成長をご覧下さい。

ニガウリの成長を丁寧に、丁寧に観察していれば以上の事が解ってきます。

特に、大切な視点は約20p間隔の節目に全て、もれることなく

「葉・つる・花」という3つの触手を出して成長していることです。

私達が、「自然観察」という場合、往々にして、ここまで、いわゆる現状の分析で終わるのです。

それは学校での学習もここまでしか教わらなかったからです。

ここをもって、良く調べました「大変よくできました」の評価をもらって終わってきたのです。

しかし、私たちは、原因を遡及する心があれば、

ここから、多くの「生きる教訓」を学び取ることが出来ます。

下図をご覧下さい。

ニガウリのツル・葉から導かれる相関図

本講座「陰陽の法則参天(3点)の法則混在する生命現象と愛の関係」などを理解していれば

以上のような構図が見えてきます。まとめると

 ・植物の成長過程では、3点構造を随所に見いだす事が出来る。
  特に、ニガウリの節目は、「つる・葉・実」の3点をセットにして成長する。

 ・「つる」は陽極であり、葉は「陰極」に配置できる。
  それは、葉の形と役割をみれば、見いだされる。

 ・上手、中央の赤丸部分「実」については、厳密には、「つる・葉・実」の3点構造が、
  フラクタルに現れ、環境に応じて、
     ・幹となる場合
     ・花、実となる場合
     ・さらに3点の世代を繰り返す場合
  などがあり、まさに「流」(流動的)な特性を持っている。

              ※フラクタルにいては
                ・フラクタル原理と生命現象フラクタル 図形の効果 参照のこと 

 ・それぞれは、太陽(明)と月(暗)に象徴され、ダークマター・クエーサーに通じている。

全てを網羅できませんが、上記のような内容が抽出されます。

ここまでくると観察が醍醐味を帯びてきます。

智慧がつくと、推論が可能となり、推論通りに植物が生育すると、そこに喜びや達成感も生まれます。

ドキドキ・ワクワク「学び」が面白くなるのです。  

  ・あゝ、明日は、あのツルは、どうなっているんだろう?
         えっ、夜中のうちに、ここまで巻き付いたの?
         でも、なぜ夜中なの

  ・ツルさん頑張れ、もう少し、その先に巻き付き先があるんだよ〜
   もっと風が吹くと、チョコッとふれて気づくだろうにな〜
   あ〜、そうか!植物は、風も必要なんだ〜、風があって3点の成長が可能になるのか〜 

  ・そうそう、ハチさん、どこから来たの? 蜜を頂いた替わりに、受粉させてあげてよ〜

と言った具合です。

 

【 「生き方」を学ぶ 】

さて、私達は、自然を観察し、根拠を遡及し、その因果関係を見いだし、そこで終わってしまえば、

それは単なる「物知り・知識」で終始するでしょう。

そこから、本項タイトルに示したごとく「生き方」を問う必要があります。

ここに至って始めて私達は地球上での役割となる、スタディを成立させる事が出来るのです。

つまり、

自然界はすでに46億の歴史を通して、淘汰を繰り返し、循環の完成形を示している訳ですから

人間の命も、こことのズレを読み取り、バランス補正していけばよいのです。

この姿勢があれば、人は個々の不足を「気づく」ようになっているのです。

では上記のようなニガウリの生育から人は何を学び取る事ができるでしょうか?

当然、それは百人百様です。個々に感じ取る部分は違うはずです。それが良いのです。

あなたは、あなたの生き方の間違いを占い師や宗教家やカウンセラーに「ああしなさい・こうしなさい」

と指摘されればもっと早いと思うかもしれません。

違います。そこの「気づき」には、何の努力も伴っていないばかりか、強制・強要になり、

その人から、その組織から・・・離れられなくなり、依存心ばかりを募らせてしまうのです。

困ったらあの人に・・・という「依存心」は魔界のワナだと心得てください。


【 参考例 】

参考までに、私はこのニガウリの成長から以下のような事を学ばせて頂きました。

  ・ツルの生育から、男は家族を支える役割がある。(つるがその節目を支えている)

   その支え方は、つるの生育が右回転・左回転の両極を持ち、構造上最も強い円錐状に伸びる

   如くに、多面的に構造を構築する必要がある。

   また到達点(目標・誓願)を持たなければ螺旋回転(構造構築)が出来ない。

   その構造から、環境に柔軟に対応できるようにすべき。(ツルの伸長率は約10倍)

         観察内容は以下

  ・葉は、家族でいえば母であり、空気調整(気孔の開閉)と水調整(気孔調整で根から養分を

   吸い上げる)により、家族に必要な栄養を与える役割がある。

   そのためには、換気・掃除・洗濯といった日常の所作を大事にすべき。

  ・1世代、2世代と「ツル」がつかまり先を見いだせなかった場合、男性格であるツルは、螺旋回転

   を自らグシャグシャにして自滅(枯れる)する。

       

   しかし、その次の3世代には他よりも強いツルが発生する

   このことから、

   女系世代が続くと、力づよい男性格の出現に通じている。感謝は分子の結合力を強くし、天命

   の全うを加速させる感謝は分子・原子の結合力を強くする 参照のことのであるから、

   「感謝」を持って日々を歩み、その世代の構成を全うすることが大切。

 その他、

  ・葉の7円錐形・葉脈の形成過程などから家族のあるべき姿を、
    (7数と家族の関係)

  ・寄生を常とするツル植物を鳥瞰することで、あるべき町づくりの姿を、

  ・根と幹の関係から住居のサンプル形を

など数え上げればきりがありません。

1本のニガウリの苗によって、人は、水と風を感じ、時として、太陽や月を感じ、時として遠く

宇宙の恵みにまで思いを馳せる事が出来ます。本当に感謝です。

このニガウリがこれからどう枯れ、世代を繋いでいくのか?

楽しみはつきません。学びは本当に楽しいものです。


以上は、あくまでも、ほんの一例です。

ぜひ皆さんも、身の回りの植物など、プランター植栽でも構いません。

自然の姿から「生き方」のヒントを感じ取って下さい。

  ・ある人は家族の姿を感じ取るかもしれませんし、

  ・ある人は仕事上での問題点を感じ取るかもしれません。

様々でしょうが、問題の答えは周囲に点在し、設定されています。

特に、自然界の現象から、「生き方」を感じ取る姿勢が身につくと、安易な「依存心」を薄くし、

「自立心」が陶冶されてきます。それは己を軸にした観察眼が育つからです。

この観察の過程で、反省や努力が育まれます。これこそが神通力です。

そして、それが、この物理空間に身を置く地球人に与えられた楽しみでもあり成長でもあるのです。

宜しくお願いします。

 

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