人の幸せを祈る
 
「悩み」に悩むな、「悩み」をかかえて生きていけ

 

安部浩之作品No,110123
                         文・illust,Kohsi

すでに「礎となる7つのアスペクト」において、「向き」の大切さについて記しましたが、

このことを実生活の中で、少しでも意識できるようになると、

全てにおいて飛躍的な成長が促されます。

例えば、「問題意識」というのも「心の向き」です。

AさんBさんがいて、同じ欠点を持ち、同じ本を読むにしても、そこに「向き」

が準備されているか否かで、大きな差が生まれます。

Aさんは常に、自分の欠点を自覚し、出来る事ならば克服したいと考えていました。

       すると、その本の中に大いなる「気づき」を頂き、

       大きく生活の中で活かすようになりました。

Bさんは常に、自堕落で欠点の自覚も薄く、何となく本を読みました。

       すると、何となく本を読み終えてしまうのです。

悩みが無くても、「ああ、この著者は何が言いたいんだろう。どんな事が書いているんだろう」

と、読む前に思念するだけで、同じ本を読んでも、そこに大きな差が生まれてしまいます。

私は本を読む前に3つのイメージを浮かべます。

 1,常に集中している姿

 2,情報が淀みなくスラスラと入る姿

そして3番目が一番大切な

 3,この著者は何が言いたいのかな〜?(以上、3つ 約30秒)

それだけで、不思議なくらい、ポイントが一気にストンと入るのです。

しかも、それをすると読むスピードも加速され、単行本で30分かかりません。

これは本だけに限りません。

人との会話の中にも、講演を聴いても、インターネットを見ても・・・・・

つまり、向上する人ほど、多くの問題意識・悩みを持っている。ということです。

ところが、多くの人が「悩み」に「悩んでいる」のです。

何も心配はいりません。

悩み多き人ほど、この世に生まれ、飛躍のチャンスをいっぱい持っている。

ということです。

悩みがあるから、「なんだ、こんな事だったのか」と感動があり、

悩みがあるから、「ほ〜、ひと安心」と安堵があり、

悩みがあるから、人の悩みに共鳴でき、共に生きていくことが出来るのです。

最悪なのは、「これは大変だ!」と、他の力に頼る事です。

  ・カウンセラー・ヒーラーと称する人のところに行き、

   「悩み」を「ネガティブ」と即断され、

   イメージトレーニングでプラス思考へのトレーニングをさせられたり、

   プラスの言葉を復唱させられたり・・・・、また

  ・霊能者に「悩み」を見抜かれ、あなたは「感涙し」、

                                            そして霊的に解決してくれるかもしれません。

すると、あなたにとってヒーラーも霊能者も救世主の如くに見え始めます。

そして貢ぎ物を始め、自力で解決しない、依存体質が定着し、

困ったときの神頼み生活が始まります。

それは全てまやかしであり、卑怯な生き方です。施術者はもっと卑怯です。

そうではありません。「悩み」をしっかりとためておくのです。忘れてもいけません。

忘れないで生きていくのです。そうすると、必ず、その「悩み」の突破口となる出来事が

日常生活の中で現れるのです。

必ず現れるようになっています。傾向として、最も身近な人の行動や言葉の中に突破口があります。

だから自省の心をしっかり持って、悩みをかかえて、オロオロ・ビクビクしながら生きていくのです。

 

「悩み」に「悩む」必要はありません。「悩み」かかえて生きていくのです。

「悩み」こそ跳躍のチャンスなんだ、人に解決されちゃもったいない、

そう開き直って、目の前に出された課題に精一杯取り組んでいくのです。

これこそ天意に叶います。

宜しくお願いします。

 

 

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