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子育ての基本は、「愛育」である

              

他項にて、「家族には無私の愛が伝わりやすい」という内容を記しました。(ココ

では、なぜ、家族には無私の愛(高次元の愛)が育まれやすいのでしょうか?

たとえ、受験勉強だ!塾だ!・・・と、方向が間違っていたとしても、また、ごく1部、常軌を逸した例外は

あっても、ほとんどは、我が子が不孝になるように願う親はいません。

親は、それが、仮に世間知らずの、おろかな方向性であれ、

それなりに、「この道が、子の将来に役立つ」と一心に信じ、子供に係わっています。

下図をご覧下さい。

このように、人間は、体内で280日間、やっと生まれても、それから18〜20年間は養育・・・・・

と、とてつもなく長い養育期間を必要とします。

一方、他の生物は、例えば


   ・節足動物(35,000種)は、子育て行動は全くない。
     (生まれた時から本能により行動が出来るように仕組まれている。)

   ・集団行動を取るアリやハチは、遺伝子に組み込まれた本能行動で成長し、養育期間はない。
    

と養育という期間は、無いか、極めて短い期間しかありません。

すると、こう思われるかもしれません。

   神様は、人間も馬のよう、数分で歩けるようにし、

   犬・ネコのように1年で成人の身体になるように時間を短縮しておけば良かったのに・・・・

と、しかし、よくよく「何の為に養育期間があるのか?」を考えてみて下さい。

それは、

親が子に愛をキチンと伝えるために設置された貴重な期間

だという事です。

母体での心音共鳴に始まり。自立(エサをとるまで)という就職まで、約20年前後を要する中で

親も子も、衣食住を共にし、学びを必然づけられ、相互扶助という行為の中で「愛」を育むようにした。

という他のどの動物にない、とんでもない有り難い仕組みがそこにはあるのです。

家族には無私の愛が伝わりやすい

という理由はここにあるのです。

ですからこういう視点に立つと、養育に必要なことは「愛育」、「愛」を伝えることであり、その上にやっと

3育(知育・徳育・体育)があるのです。

以下、子供に愛を伝える極意、として紹介します。

  
  子供に「愛」を伝える極意

心 1

・私達のところに、生まれてきてくれて、ありがとう、の気持ちを持つ。

心 2

・私達には、かけがえのない大切な子供・命であることを心得、時として伝える。

心 3

・行く末の幸せ(笑顔)を思念する。

行動 1

・「抱擁・抱きしめる(スキンシップ)
   (小さい頃は精一杯のスキンシップ。
    1歳になったら「独り寝」は間違い、子供が1人で寝たくなるまで一緒に寝て良い)

行動 2

・「笑顔
   親の愛情は顔に現れる。叱ることがあっても「笑顔」に始まり「笑顔」に終わる。

行動 3

「言葉」
  言霊という言葉の通り、言葉(音)には強い共振作用がある。
  「しなさい」から「しようね」→「しようね」から「してくれたら嬉しいな」への転換(※1)
  また「おはよう」「ごめんね」「おやすみなさい」などの挨拶を上記の心持ちで表現
  など

以上、「心の3ヶ条」・「行動の3ヶ条」です。補足すれば、行動は1から3へと高度化しています。

行動3の「言葉」には親としての力量が発揮される部分です。これについては挨拶からはじまる訳ですが

はせくらみゆきさんの以下の文章をご覧下さい。

  「最近、子育てをしながら気になることがある。

  それは「子どもはほめて育てましょう」と言われていることについて。

  私も出来るかぎりそうしようと思って心掛けてはいる。

  でもすべてそうしちゃうのはどうかな。なんだか常に上下感が漂っていて私はあまり好きじゃない。

  それよりも、1人の人間対人間として相手が喜ぶ姿をみるのが自らの喜び、と思えることの方が気持ち

  が良くはないかな?と感じるワケ。

   「〜して(出来て)良かったね」ではなく「ママは〜で、嬉しいなあ」

  というように自分の感情を伝える。

  また、「〜はダメ」と禁止するのではなく、

  「〜されると悲しいなあ。だって〜なんだもん」と気持ちといやな理由を伝えると、

  案外子どもはしなくなるみたい。

  家のお手伝いも、「〜しなさい」から「〜してくれると嬉しいなあ」

  に変えるだけで随分といやがらずにやってくれるようになり、自主的にするようにもなった。

  やっぱり皆、人の喜ぶ顔を見ると嬉しいんだね。・・・・・ 
                                     (以上、 『自然流子育て』 はせくらみゆき著(ほんの木) 24Pより)


上の例のように、子育ては、高度化するほどに「指示」から離れるようになります。

これは企業での社員教育も同様です。他の意・周り状況を汲み取って行動するようになるのです。

ですから子どもの目線で、「強い指示」から「素直に気持ちを伝えるだけ」までを心する必要があるのです。

(特に、高レベルになると「子どもの感性」が求められます。その意味からも他項音・色・形の共感覚などをご覧下さい。)

 

以上、「愛」を伝える極意をぜひ、実践下さい。

戦前・戦中は、この最も肝心な「愛育」を削って、「徳育」に偏重したのです。

現代では、「愛育」を削って、「知育」に偏重しているのです。

「愛育」が育っていないから、感性(五感)が鈍化し、鈍化したものは調整力を失い「ゆがむ」のです。

感性がゆがむから常人では考えられない事件・犯罪が、やすやすと起こるのです。

そして、最小集団・家庭において、この「愛育」が育ったならば、それが、おのずと地域→社会に水平展開

していくようになっているのです。

つまり、「家族」というものは、「愛」を育むための器(うつわ)ということです。

心からでも、行動からでも、いずれから入っても構いません。入りやすいところから入ってください。

入ったならば、それを習慣化して下さい。そのためにも行動面の3項を下記の通り、

独自の形態波理論により図案化しましたので

高画質PDFデータをプリントアウトして、啓発の一助として下さい。

※今後、このマークをステッカーシールにする予定です。出来次第、サイト上でご報告致します。

よろしくお願いします。

下記 画像の高画質PDFデータ

 

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