人の幸せを祈る
 
時間管理 6  時間管理の最大の敵は「悪習慣」
 


安部浩之作品NO,091211
                                                                                  文・Phot,Kohsi

 

時間管理において、最もそのハードルを高くしてしまうのは「悪習慣」です。

「悪習慣」と聞いて、スグに

「私の場合は、○○・・・」

と自覚のある人は、即ちそれが悪習慣です。

この場合、深酒・タバコ・テレビ・ゲームなど様々でしょう。

ある人が、テレビゲームでも、酒でもイイのですが、毎日1時間半費やしたとします。

単純計算すると、1.5(h)×365日÷16(h)=34.2日  ※16(h)とは起きている時間

つまり、1年のうち1ヶ月間は、寝る以外、ゲームをしていた、酒を飲んでいた。ということになります。

「悪習慣」と自覚があるからには、止めた方が良いわけで、

スパッとやめれば、1ヶ月もうけた事になります。

しかし、過去に挑戦はしたが、いきなり止める事ができない場合は、ゆるやかに、少しずつ解消

していくのです。

 ・タバコ20本の人は15本に・・・喫煙場所を限定する・・・

 ・酒を1時間半の人は1時間に・・・

 ・ゲーム2時間の人は1時間に・・・

という具合に、数なり・時間なり・エリアなり、とにかく工夫して、減量していくことが悪習慣から離れる

コツです。

一方、厄介なのは「悪習慣」の自覚がない人です。

そういう方は、とにかく1週間でも結果を書き出してみるのです。

そうすると、

 ・「エッ、毎日2時間もテレビみなくても・・・・これから1時間、減して、読書に・・・」

 ・「趣味のコレクションとはいえ、ここまで・・・」

ということに気づきます。この判断には、バランス感覚が要求されます。

どうぞ、それぞれの立場・環境を考慮して見直しして下さい。

裏の理 (ことわり)

悪習慣は先天的因果を背負っている

ところで、習慣ですから、気づいてみれば、まるで必然かのごとく時間を費やしている訳ですが、

悪習慣というものは、実はご先祖・過去世からのウェイトが大きく係わっています。

つまり、先天的因果の側面が強いのです。

先天因果の特徴として、本人が「気づかない」という特性を持ちます。また、気づいても、他人が

みて簡単なような事でも、本人にとっては、とてもハードルは高く、抜け出せないのです。

例えば、いつも酒で失敗している人がいて、因果をたどると、案の定、過去世において酒で失敗している。

第3者からみると

「なんだ、酒くらい、やめちゃえば」

というような簡単な事も、因果の結実ですから、本人にとっては、大変なエネルギーがそこに必要になる

のです。ところが、この世は「学びの連鎖する空間」としてセットされていますから、

この事態を逆手に取ることも出来るのです。

逆手に取るとは、

 ・酒好きは、酒好きの家系に魂を宿す傾向となります。(あくまでも傾向です)

               とすると、「親の失敗を2度と繰り返さないぞ!」

 ・離婚の家系には、離婚の因果をもった魂を宿す傾向となります。オヤジの暴力が原因だったよな〜
 
               暴力は子供も妻も、皆が不孝になるんだ、オレは絶対に手を出さないゾ!

という自戒が生まれます。

こうしてみると、この世の因果連鎖の神仕組みは、

個々、それぞれ「気づきの環境にあふれている」ということです。

さらに、この実態を角度を変えて見ると、

反面教師の場合も含めて「親が最高の師匠だ」ということです。

親を見て、真似るべき事・・・親を見て、自戒すべき事・・・親に相談して始めて気づくこと・・・・

親がいつも口にしていること・・・・

そういう事がとても大切なのです。

万一、悪習慣を自覚しながら、家族に迷惑かけているにも係わらず

「これが楽しみなんだ、止められないよ〜」

とささやかな己の喜びのみ・・・・といのが一番悪い状態です。

悪習慣の連鎖を、断ち切ろうとする姿勢が問われます。

壁は厚いでしょう、壁は高いでしょう。

しかし、それを一歩づつでも、減量しながら、切り崩していくのです。

それは、あなたの日々の行動に集約されています。宜しくお願いします。

 

※ 上記画像は、ご覧の通り、湖での白鳥です。眺めていると、なんと親白鳥は常に

  子を守る(かばう)かのような位置に動く事に気づきました。動物たちのチョッとした動きも、私たちに多くの事を

  気づかせてくれます。感謝です。

 

※ 上記の内容に関連して「メリットノート」(時間管理ノート)を紹介します。ご覧下さい。ココ

    
 

ウィンドウを閉じる  

(SAS総目次 へ

 感想メール